第三回 「ソフトウェアが自動的に破壊する」

というわけで、ある程度自動化されたセッティングの中で、
どうやって破壊するかという一例を紹介してみます。

the finger


まず、こういった用途にはもっとも向いているソフトの一つ、Native Instruments Reaktorを使います。
ここでは、単体で販売もされている「The Finger」というセットを使います。

これは、指定された音符をキーボードで弾くことによって、
そこに仕込まれているエフェクトが起動して、音を変えるというものです。

しかし今回は、できるだけ人間が介入しない破壊を目的としているので、
このソフトを、自動的に演奏してくれるソフトを探します。

こういう場合に重宝するのが、Ableton Live内で走るMax/MSPというべきMax For Live
このパッチを選んで、演奏します。

max4live

これは、適当に演奏しても、ある一定の法則でランダムな音程にしてくれるパッチです。
一つ指定しただけでも、コードになったり、ものすごい速さでランダムな演奏にしてくれます。

これを、適当なMIDIファイルで演奏させ、
このパッチの出すMIDI信号を、先のThe Fingerに持っていくと、
The FIngerがすごい速さで演奏され、
もうそれは、ぐちゃぐちゃなノイズを出してくれます。

前々回に作られた曲の、ドラム部分と、細切れにされたメロディの部分にこのエフェクトを割り当て、
パッドの部分が残るわけですが、これを、サイドチェイン・コンプレッサーで音量を揺らします。

comp

これは、先ほどのThe Fingerから出ているノイズに反応して、
パッドの音量を下げるセッティングにしています。
こうすることで、パッドの方にも、ゆらゆらした効果が加えられます。


そんなふうにして破壊されたのがこれ。
前回の加工もまだ生きていて、BPM68でシーケンスされています。

This is just a processing 

今回はこんな感じです。
次回はもうちょい音楽的な結果になるようにしてみます。
MPC2000XLでも使おうかと思案中です。