James Blake
James Blake
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というわけで、James Blakeの音源のレビューを試みます。
動機としては、TwitterでのまちゅさんVinylismさんとの絡みがあって、
この音源の魅力みたいなものって何だろうなって考えたんですね。

確かに、ダブステップの貴公子とか言われてる割には、ダブステップぽくないし、
新世代のシンガーソングライターと言われても、なんだかそれもちょっとなと。



自分が、「あ、これ良いかも」と思ったのは、この映像を見てからでした。
これが例えば、PCのみのライブで、モニター見ながら
ボーカルサンプルをコントローラーからトリガーするとかのものだったら、
そこまで良いとは思ってなかったでしょうね。

しかし、実際ライブで歌ってるし、キーボードも弾いてるしで、
自分の中では、ダブステッププロデューサーという見方はこれで無くなった気がします。
純粋に、シンガーソングライターと捕らえ始めました。

それでアルバムなんですが、
確かに、そこかしこに、ダブステップのエレメントみたいなものはたくさん聴けますが、
基本的にシンガーソングライターのアルバムだという気がしました。

自分的には、ニック・ドレイクあたりを思い出すんですけどねー。



ただ、それ以上に、James Blakeの、ジリジリしたノイズの音なんかに、
自宅で録音し作り上げた感じ、「宅録感」とも言うべきフィーリングを感じるんですよね。 

最近の音の傾向としてある、コンプレッサーのダッキング効果を多用してるんですが、
これもハンドメイドな手触りを感じさせるし、
チープなパーカッションやリバーブなんかも、自宅での音実験みたいな手触りがあります。

それでも、クラブ仕様を思わせる低音が時折鳴ったりするから油断できないです。

いくらソフトウェアが発達したといっても、こういった自宅作業なフィーリングというものは、
どうしても残ってしまうものなのかと感じてしまいました。

といわけで、自分的には、アコギをシンセサイザーに置き換えた、
シンガーソングライターという感じで捕らえています。

まぁ、過去リリースした曲なんかはダブステップな感じでクラブでいける感じもあるので、
今回のアルバムだけ違うバージョンみたいなものかもしれませんね。